多様な文化や考え方に触れた大学時代
「1年次には心理学、教育学、キリスト教、アメリカ外交論などいろいろな授業を履修するうちに、『多様な文化や考え方に触れ、変化に柔軟に対応できる人になる』という目標が明確になりました。グローバル社会への関心が強くなったため国際交流を専攻し、副専攻でボランティアim体育官网_im体育平台-app|下载、また、日本語教員課程も履修しました」
とりわけ大きな体験だったのは、大学1年次に参加した10日間のネパール研修だ。
「現地の学生との交流や、女性の社会的な課題をテーマにインタビュー調査をしました。交流する中で、思いを伝えたいのに伝えられない悔しさを感じました」
途上国の現状に触れたカルチャーショック、英語力の未熟さに気付いたことは、今瀬さんの視野と活動をさらに外に向けていく。2年次にはニュージーランドでの語学研修に参加した。
仕事では英語を使うが、英語の基礎は聖心女子大学で身に付けたという。英語力を磨くため、現在でもビジネス英語などの勉強を続けている。
日本と世界を支える企業の熱い志に共感を覚えて
在学中に10カ国以上を訪れた経験を経て、就職活動の際に抱いたのは「日本や世界の人々の生活の基盤を支え、豊かな社会の実現に貢献したい」という思いだ。
「就職活動の際に社員の方にお話を伺い、自分の夢や使命感を持ちながら働いている姿に感銘を受けました」
今瀬さんはビジネスサポートスタッフとして、事業投資先の管理業務、部内の決算や利益計画の作成、人事関連のサポート、総務業務などを行っている。
目の前の人を理解することが心地よい環境をつくり上げる
日々の仕事の中で心掛けているのは「一つ一つの物事ときちんと向き合って、理解して、真摯に対応する」ことだ。
「チームの人たちの状況を見ながら、何が必要か考えて自分から先に提案するようにしたり、相手の立場になって物事を考えたり。自分の視点を取り入れて、自分の存在感を出しながら働きたいと思っています」
今瀬さんがこのように考えるきっかけは、聖心女子大学で形成された「当事者意識」に根ざしているのかもしれない。
- 国際交流学科
三菱商事株式会社
新産業金融事業グループ 企業投資?リース事業本部 リース事業部
歴史社会学科 国際交流専攻(現:国際交流学科) 2015年3月卒業
※ 2019年度版掲載。所属?肩書きを含む記事内容は、掲載当時のものです。