哲学は答えのないものを様々な視点から考える
社会や日常のなかのあらゆる出来事は、それぞれが独立しているのではなく、無関係であると思われるような物事も影響しあって成立しています。哲学は物事の根本を問い直す学問です。聖心女子大学のリベラル?アーツ教育の理念のもとに用意される学科?専攻の垣根を超えた多様な学びによって、多角的な視点を得ることができ、日々の生活のなかにひそむ疑問に対する考察が深まっていると感じます。
自由に選択できる学びが魅力
現在は芸術学を学んでいます。哲学というと内向的なイメージを持たれることもありますが、美術館の協力を得て現代アートについて考察する授業では、学芸員の方に質問したり、グループで鑑賞体験を共有し理解を深める学習を通し、抽象的な体験を言葉にする力が身に付きました。
聖心では専攻した学科以外の学びも選択できる副専攻制度があります。その副専攻で履修した教育学科の授業では企業と連携し、ポストコロナ時代の人間の学びの変化について考えました。メタバースを活用して授業を実施するなど、常識を覆す最新技術を自分で体験することで、人間の認知や思考を問い直す哲学的考察の契機となりました。
他にも、大学近隣の広尾商店街と連携した授業や他大学との単位互換制度といった自由な学びを後押ししてくれる制度を活用して、楽しみながら自身の関心を追求しています。
- 哲学科
ゼミでは、美学?芸術学を学び、主に詩や音楽の芸術制作を主とした創造行為について考察しています。
また、課外活動では大学公認の女声合唱団であるグリークラブの学生指揮者、渉外として活動しています。
※記事内容は2022年2月時点のものです。