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聖心だからこそ得られた、学び探究することの喜び

  • 国際交流学科

長﨑 春香 Haruka Nagasaki

入学してまず感じたのは、周りの先生方や在学生が、思っていた以上に話しやすく、あたたかく、気軽に相談できる環境だということです。そのため、学修やサークル活動など、大学生活のあらゆることに安心して取り組むことが出来ることを実感しています。

自分の成長を実感できる授業

入学の決め手となったのは、入学時に学科選択をしないということです。1年次に、興味を持った授業を、学科を横断して学べたことで、それまでまったく考えていなかった分野に興味が芽生え、意欲的に学科に進むことができました。それが充実した大学生活に繋がっていると実感しています。
1年次に受けた、国際交流学科の「グローバル?メディア2」という授業では海外メディアのニュースを用いて、国際報道の比較分析を行ったのですが、そのなかで、同じニュースでも、国によって解釈が違って報道されていたりと、それぞれの国の政治的、文化的背景によって変わってくるということを学びました。それまで報道されていること=「正解」なのだと思い込んでいた自分を実感し、検証することの大切さに気づかされました。そこで「ジャーナリズムのグローバル化」というテーマについて考えを深めたいという思いが高まり、国際メディア論ゼミに入りました。このゼミは留学生も所属していて、国際色豊かであり、時間外にも活発な話し合いを行うことが少なくありません。多様な価値観にふれ、あらためて「グローバル」な視野を持つことの難しさと大切さを感じています。

信頼できる仲間

味の素スタジアムで行われたダンスイベントにて

サークル活動は、Girls HipHop YEMに所属しています。大学でのサークル活動は、高校までの部活と違い、自分たちがすべて主体となって活動するところにあります。自由度が高いぶん、自分自身がどうしたいのか、チームにとって自分はどうあるべきなのか、常に考えるようになりました。1年次は新型コロナウィルスの影響で思うように活動ができなかったため、2年次になって初めての本格的な公演では、チームでなんども話し合い、調整しながら、完成度の高いパフォーマンスを披露することができました。こうした経験は、意志をもつことの大切さや、学科の垣根を超え、信頼できるかけがえのない友人を得ることに繋がっていると思います。

台湾への留学で得た新たな探究の視点

また、聖心では、学生によりそい、安心して相談できる体制が整っており、私は3年次に、希望していた台湾へ交換留学することができました。留学当初は緊張から発言を躊躇してしまうこともあったのですが、他国の学生が、正解にとらわれずにまずは話そうとする姿を目にしたことで刺激を受け、徐々に間違いを恐れずコミュニケーションを取ることを楽しめるようになりました。逆に、日本人の学生が、授業やそれ以外の場面でもサポート役として周囲に貢献しているのを見て、どちらにも良さがあり、どの価値観が良いと断定してしまうのではなく、様々な価値観それぞれの良い側面に目を向け、認め合うことの重要性を感じました。
また台湾の市街を歩いて感じたことに、日本と台湾の広告が与える印象の違いがあります。
台湾で買い物をした際に目にした商品のポップや広告が、日本と比較して記載されている情報(商品の効果や値段など)が具体的で、イメージを伝えるというよりも情報量の多さを重視しているように感じました。こうした日本と台湾の広告に対して求めることの違いや、SNSなどの発達によって流行や趣味嗜好が国境を越えて共通化する中で、私たちのような若い世代も日本と台湾で広告に対する考え方に異なる傾向が見られるのかなど、探究することの新たな視点を得られたことは大きな収穫でした。
日常のなかで、自分自身で積極的に情報を収集し、発見し探究することの面白さは、1年をかけて自分の興味関心に向き合えた聖心だからこそ得られた「学び探究することの喜び」だと感じています。
これからの人生のなかでも、いつまでも探究心を持ち、ひとつの考えに縛られず、思考し続けることで成長していきたいと思います。

台北当代芸術館にて
友人と交換留学先の輔仁大学キャンパス内にて
台北101周辺で行われていたランタンフェスティバル
  • 国際交流学科
長﨑 春香 Haruka Nagasaki

※所属?肩書きを含む記事内容は、インタビュー時(2024年)のものです。

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