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スタディーツアー 「農と生活とアート」ご報告

報告書(PDF)
あいにくの雨だったが、
霧がかかった星峠の棚田は神秘的だった

6月22日(土)?23日(日)、総合現代教養?グローバル共生im体育官网_im体育平台-app|下载Ⅷ「農からの社会再生」(JA共済寄附講座)にて、新潟県十日町市松代(越後妻有)でのスタディーツアー「農と生活とアート」が行われました(指導教員:沼田真一先生、大橋正明先生(人間関係学科))。
松代は美しい棚田と、越後妻有大地の芸術祭など、アーティストと地元との融合で知られています。学生たちは普段の授業での学びを、暮らしと自然の風景や芸術との関係を中心に深めました。
十日町市松代支所の樋口彰支所長がご案内くださり、松苧(まつお)ドミトリィに宿泊し、農舞台、絵本と木の実の美術館、古民家再生と、棚田と点在するアート群を見学。
2日間、アートで地域再生の可能性を肌感覚でたっぷり学びました。

【 期間 】 2019年6月22日(土)~23日(日)
【 場所 】 新潟県十日町市松代(越後妻有)
【 概要 】 本学の「グローバル共生im体育官网_im体育平台-app|下载Ⅷ 農からの社会再生」(JA 共済寄附講座:担当教員 沼田真一)においてゲスト講師を務める清水健太(早稲田大学大学院社会科学im体育官网_im体育平台-app|下载科博士後期課程)のフィールドワークに合流し、農村における暮らしに直接触れることで、その魅力や課題、未来のあり方などを考える機会とした。今回は、「農と生活とアート」をテーマとして、農を中心とした自然の風景や芸術などとの関係を中心の学びとした。

【 訪問先 】

  • 越後まつだい里山食堂
  • 鉢集落/鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
  • 松苧ドミトリィ(宿泊)
  • 星峠の棚田
  • 竹所集落/まつだい雪国農耕文化村センター(農舞台)/松代ステージ/アート作品群
  • 松代カール ベンクスハウス&レストラン「澁い」
  • ほくほく通り/まつだいふるさと会館

参加学生からのご報告(ごく一部抜粋)

1年 榎本(「農からの社会再生」受講生)

松代農舞台の2階から見た景色。
曇り空だったが自然豊かで
空気が澄んでいた

スタディーツアーに参加して、一番の大きな収穫は直接自分の目で見ることの大切さについてもっと重きをおくべきだと知ったことです。
鉢集落、松代の方の暖かさに迎え入れていただき、地域の皆さん全体でこの地域を活性化させる!大切にしていきたい。という思いが、話を聞いてとても伝わってきました。
「楽しい」より「苦しい」の方が大きいけど、人との繋がり、広がりに感謝しているとのお話を聞き、地域のためを思って行動する皆さんの姿に感動しました。
新潟に初めていき、棚田を初めて見て、とても綺麗で見入ってしまいました。もっと日本の良いところを知っていきたいと思います。

1年 森(「農からの社会再生」受講生)

建築家のカールさんが手がけたレストランで
いただいた2日目のランチ。
地元食材を使っており、とても美味しかった。

一番印象的だったのは、松代の方々が松代に誇りを持って生き生きと活動している様子だ。歴史ある松代の風景の素晴らしさを、ありのままに継承していきたいという心を感じた。地域の特色を継承し他の人に発信するには、その地に対しての誇りや好きだという気持ちが大切であり、それが原動力となるということがよくわかった。
また、文化や慣習を残すには、今にあった形で残す方法もあるということも分かった。実際に鉢では継承に重きを置いていた。いかに原型を保つかと、どのように継承するかの兼ね合いは難しいが、受け継いでいくことに意味があるように感じられた。
東京から新潟までバスで約4時間かかかるが、松代の方々が伝えてくださった松代の魅力はそれでも行きたいと思わせてくれるものだった。多くの方に魅力を伝えようとする姿がとても心に響き、実際に訪れ目で見て話を聞くことができて良かったと感じた。