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学長メッセージ:後期の基本方針と大学における「新しい日常」(第2報)

聖心女子大学学長 髙祖敏明

新型コロナウイルス感染症の問題が続く中、2020年度当初より、本学からの情報発信や要請に対して皆様が示してくださった適切な対応とご協力に対し、心より感謝を申しあげます。

前期終了時点から新型コロナウイルスの感染状況と、学生?保護者を中心とした関係する皆様のご要望を踏まえ、感染防止とキャンパスの活用とを両立させる「新しい日常」への検討を進めてまいりました。対面で受講が可能な授業を設けるとともに、自習や大学でのオンライン受講、施設?設備の利用を進める中、キャンパスでは現在、それほど多くはないものの、徐々に学生の姿が見られるようになってきています。

11月6日(金)からは、これまでキャンパスに来る機会が少なかった1年次生にも、ごく一部ではありますが、キャンパスにて学習できる授業を用意できることになりました。もちろん、従来通り、オンラインでの受講も可能です。成績評価に有利、不利はありませんので、それぞれの環境に合わせ、各自の判断で受講の形式を選ぶことができます。

今後も皆様のご理解とご協力を得ながら、「ひとりも取り残さない」未来に向け、歩み出したいと念じております。

聖心女子大学は、学生?教職員?卒業生?保護者の皆様が一体となって運営される教育活動のコミュニティーです。皆が力を合わせてこの難局を乗り越え、また、この経験を糧として、新しい日常と未来を共に創っていきたいと思います。
ご理解とご協力のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

記1.後期の授業に関する基本方針
後期授業においては、新型コロナウイルスの感染リスクの軽減と拡大防止に最大限の配慮をしつつ、インターネット?ツールを活用したオンライン授業と併用して、対面授業を再開することとします。この場合の対面授業は、専攻課程の実験?実技?実習等を中心に、特に対面での実施が必要と考えられる授業に限ります。
尚、対面での授業が必要と考えられる授業であっても、感染が急激に拡大した場合は、急遽、全面的にオンライン授業への転換を行う可能性もあります。一方、感染が大幅に収束した場合には、一部のオンライン授業を対面授業に変更する場合もあります。オンラインから対面授業に変更する場合は、3週間前までに連絡をいたします。

2.対面授業を受講できない学生への配慮
対面授業が行われても何らかの理由で出席ができない学生については、オンラインでの同時中継や別途オンディマンドによる課題の提示を行うなどの対応をいたします。どのような方法を取った場合も、成績評価や単位修得に関して不利にならないよう配慮いたします。

3.オンライン授業の大学構内での受講
一部の授業が対面で実施されることに伴い、登校後、大学の構内でもオンライン授業を受講できるようにいたしました。宮代ホール、マリアンホール、学食、一部の教室等の感染防止対策を整え、対面授業の前後などに自由に使用できるようにします。尚、対面授業の予定がない学生も学内でオンライン講義を受講することは可能です。いずれの場合も、PCやイヤホン、さらには充電器を持参してください。詳しくは、別掲の「来校時?対面授業受講時に知っておいていただきたいこと」をご覧ください。

4.授業評価による意見収集と授業改善
7月の後半から、学生を対象に前期のオンライン授業への評価や受講実態についてアンケートを実施し、800名以上から回答がありました。前期の授業に関しては「とても満足」は9%でしたが、「大体満足」まで含めると7割弱がおおむね満足しているという結果でした。ただ、3割程度が不満を抱えていたことは見過ごせませんし、満足と回答した学生からも自由記入欄を通して多様な意見をもらっています。
この調査データをもとに満足度に影響する要因を詳しく分析し、個別的に寄せられた意見とともに教員間で共有することで、学生の皆さんが無理なく質の高いオンライン授業を受けられる準備を進めています。尚、本学の学生はSophie→「その他」→ダウンロードセンターから調査報告書を見ることができます。

5.課外活動について
各団体がメンバー各自の健康状態を把握の上、密閉?密集?密接の回避対策などを検討した「新型コロナウイルス感染症対策計画書」を大学に提出し、許可を得て活動する方式(詳細はSophie 掲示板を確認ください)としております。引き続き、オンラインによる会合、自宅での自主練習等(または、両者の組み合わせ)を優先してください。

6.感染防止対策
東京で感染が継続している中、一部で対面授業を再開するためには、大学に学生が集まることによるリスクに万全の対応が必要です。教室内での分散着席や手指消毒の徹底を推奨するとともに、網戸の設置による換気促進、建物入り口でのサーマルカメラによる登下校時の自動検温、食堂や共有施設における仕切板の設置などを進め、構内でのリスクをできる限り低減させる努力を行っています。

7.学生の修学支援について
現在、すべての学生はそれぞれの事情で困っていること、不安に思っていることがあると思います。本学ではこれまで実施してきた様々な修学支援を、今後も継続、充実させていきます。特に、?限られた資源を緊急性の高い学生に優先的に届ける?との方針に基づき、経済面、生活面で切迫した状況にある学生に効果的な支援を行い、学修を継続できる環境を整えることに配慮いたします。詳しくは別掲の「新型コロナウイルス感染症の流行に伴う学生支援について」をご覧ください。

内容の詳細は、本ページの以下に掲げる各項目のリンク先をご覧ください。
尚、これらの内容につきましては、感染拡大の状況や今後の政府および東京都の方針や政策等を考慮しながら、臨機応変に対応してまいりますので変更もあり得ます。
引き続き、大学のWEBサイトやSophie掲示板にご注意ください。

以上

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