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バリ島でのスタディツアーをオンライン実施
海外スタディツアーを毎年、実施して今年で15年目になります。これまでは現地の人々や自然、文化と出会い、体験を通して深く学ぶことを目的としてきましたが、新型コロナウイルスの影響で開催はもはや断念せざるを得ないだろう ― そんなことを考えていた矢先、ある学生から「自分はスタディツアーに参加するのを夢見て入学したので、何が何でも開催してほしい」と告げられました。こうした複数の声に鼓舞され、今年度初めて、すべてオンラインにて海外スタディツアー を2021年8月30日から9月2日までの4日間、実施する運びとなりました。
この授業は教育学科開講の「発展途上国における教育問題1」の一環として実施され、1年生から4年生まで8人の学生が参加。オンラインとはいえ、毎日、バリ島の朝日を見ながら瞑想をし、「小道ライブ」で現地の寺院やマーケットを巡り、現地のお菓子づくりにも各自の家庭で挑みました。こうした「体験」を織り交ぜながら、大半の時間は現地でグローバルな問題に取り組む専門家たちのライフストーリーに聞き入り、学生たちは新たな世界観や構想力などと出会い、SDGsが目指す「変容」をくぐり抜けた4日間となったようです。
最終日のふり返りの会では、「研修を通して、将来自分がどうなりたいのか、自分にとっての本当の幸せを考えるきっかけになりました。」などの声が共有されました。参加した学生たちは、もっかアース?カンパニーが支援する開発途上国のインパクト?ヒーローの人生や活動について学び、年内の刊行を目指して学習成果に関する報告書を作成中です。
(教育学科教授?永田佳之)