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国際交流学科「ジャーナリズム論」(メディアと社会2)でジャーナリストによる講演を開催

7/21(金)国際交流学科「ジャーナリズム論」(メディアと社会2)に、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」ニュースデスクの溝上由夏氏と、同報道局経済部記者の進優子氏にゲストスピーカーとして来ていただきました。

テーマは、「メディアとジェンダー」で、お二人が仲間とともに制作され、メディア?アンビシャス優秀賞を受賞された『女性議員が増えない国で』の制作上の裏話とともに、メディアの中に依然残りつつも、彼女らのような活動の影響で徐々に変わりつつあるメディア内外のジェンダー意識について、実践的なエピソードに基づいてお話しいただきました。この番組制作の主力を担ったのがほとんど女性であったことだけでなく、彼女らが全員子育て中でもあったことが驚きでした。

かつては、メディア?ジャーナリズム業界で頭角を現すためには、ワークライフバランスを犠牲にすることも多かったのですが、今はインターネットの活用により在宅勤務でできることが増えてきたことや、ジェンダーフリー意識の浸透で、パートナーや上司の理解がかつてよりは得られ易いこともあり、女性がプライベートな自己実現と、社会的な自己実現を両立して活躍できる環境が整いつつある印象を持ちました。

さわさりながら、未だメディア組織内での「マミートラック」もあれば、政治?行政といった取材先の男性中心体質といった「壁」は厳然と立ちはだかっており、これらを変えていくには、取材される側も取材する側(メディア)もジェンダーフリーを目指して努力を続けなければならない、というメッセージをいただきました。学生からも多くの質問が出て、終了後もお二人を取り囲んでの意見交換が活発に行われました。

(国際交流学科 教授 鈴木弘貴)