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国際情勢講演会「ウクライナ問題を考える-ウクライナ?国際法?核の視点から」

2023年12月19日、「シリーズ 国際情勢講演会2023-外交の現場から-」と題する講演会が開催されました。国際情勢講演会は、2017年以来、聖心女子大学と霞関会(外務省の現役?OB?OGからなる一般社団法人)の共催で開催しているものです。コロナ禍の時期を経て、今年で12回目の開催となりました。

今年度は、「ウクライナ問題を考える-ウクライナ?国際法?核の視点から」のテーマのもと、元駐ウクライナ大使の角茂樹様、元駐オランダ大使の辻優様、そして元軍縮会議日本政府代表部大使の佐野利男様に、それぞれウクライナ、国際法、そして核の視点からお話しいただきました。

それぞれの視点からの講演があったのち、国際交流学科の学生5名が質問に立ち、3名の講演者から直々の回答をいただきました。学生有志たちは講演会に先立ち、ウクライナ問題について国際法や国際協力を専門とする本学教員のサポートのもとで勉強会を重ねてきました。活発な質疑応答が繰り広げられるうちに霞関会の方からも質疑が挙がり、最後には大きな問いに対して3名の講演者がそれぞれの見解を述べてくださり、まるで充実したパネルディスカッションのような形で会が締めくくられました。この全体を落ち着いた司会で単独で進行して見せたのは、国際交流学科の4年生でした。

外交の現場に身を置いて来られた方々ならではお話に、学生たちは深い感銘を受けました。
学生たちの声はこちら

この講演会を通して、ウクライナをめぐる諸問題をより多角的にとらえていかねばならないことに気づかされ、また今後とも戦争と平和の問題への理解を深めていこうとする意識が殊更に高められたことを実感いたします。

(文責 国際交流学科 松浦聖子?岡橋純子)