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トーチライト?プロセッションと感謝の祈りを開催
3月13日(水)に本学聖堂において2023年度のトーチライト?プロセッションと感謝の祈りが行われました。コロナ禍では感染症対策のため卒業式の一部として行われていましたが、5年ぶりに卒業式とは別日での開催となりました。当日は、学部卒業生?大学院修了生が215名、在学生42名、卒業生のご家族160名と本学関係者を合わせて総勢約450名が参加しました。
トーチライト?プロセッションは創立当初から続く本学伝統の行事で、イエス?キリストの「聖心の愛(みこころのあい)」を象徴する蝋燭の火を、学長から卒業生へ、そして卒業生から在学生へ受け渡し、その精神を引き継ぐ行事です。感謝の祈りは、卒業生が在学期間を振り返り、神様やさまざまな方々からいただいた愛や恵みを思い起こし、感謝の気持ちを込めてお祈りを捧げる行事です。
トーチライト?プロセッションでは、聖堂の中央通路を進む学長より卒業生へ蝋燭の火が受け渡され、続いて卒業生から在学生へ火の受け渡しが行われました。卒業生、在学生の一人ひとりが、それぞれの心に「聖心の愛の火」が灯っていることを確認しました。
感謝の祈りでは、カトリック高円寺教会主任司祭高木健次神父様による司式のもと、大学生活を振り返り、神様のお恵みに感謝しお祈りを捧げました。卒業生から事前に寄せられたお祈りを共有する場面では、「多くの経験や学びを得ることができました」「人に会うことが難しかったからこそ、人とのつながりを強く感じ、温かみを実感することができました」「友人や先生、たくさんの人との出会いに恵まれました」といった、多くの思いや温かい言葉を共有することができました。神父様のお説教では、私たち人間は、自分のために生きる「地の世界」にいながら、神様に祈ることで神様のいらっしゃる「天の世界」を感じることができる。心と知性を使って他の人とつながりながら「地の世界」を天国に近づけるために励んでほしい、というお言葉がありました。
参加した卒業生には記念品として、ライト付き多機能ボールペンが贈られました。卒業後も本日のことを思い出し、光を照らす存在であるようにとの願いが込められています。トーチライト?プロセッションと感謝の祈りを同時に聖堂で開催する形式は初めての試みでしたが、卒業生が社会に出る前に本学らしさを改めて実感できる行事となりました。