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あいおいニッセイ同和損保との連携協定に基づく産学連携授業を実施
6月10日(月)、あいおいニッセイ同和損保(株)と本学の連携協定に基づき、産学連携授業が実施されました。本学の学生約90名を対象に、同社スタッフの方々が授業を行いました。
本学では、東日本大震災の翌年から、災害が社会や人々の生活に及ぼす影響を多角的に考える講義「災害と人間」を開講。毎年、本学の教員たちがそれぞれの専門の視点から授業を行っています。13年目となる本年度は、あいおいニッセイ同和損保(株)がゲスト講師として登場。保険という制度が、被災した人々を資金的にサポートするだけでなく、新たなスタートを切るための個人の気持ちを支える効果があることなどが実例をもとに語られました。また、授業の後半では、同社が開発した防災アプリ「cmap」が紹介され、学生たちは早速自らのスマホにダウンロード。グループに分かれ、このアプリの活用方法や普及のための方策についてディスカッションを行いました。
授業後の学生の感想として次のような内容が寄せられました。
?保険という制度が災害復興に大きな役割を果たしていることを改めて認識した。将来、復興支援に関わる仕事をしたいと考えていたが、その選択肢が広がった。
?防災アプリ「cmap」を通して身近な生活の中にも多様な災害のリスクが潜んでいることが理解できた。
?自分たちの意見が実際の事業に取り入れられるかもしれないと聞き、自身の学業が実社会とつながっているという感覚を持てた。
?グループワークの中で、他の学生たちが自分には思いつかなかった様々な意見を持っていることに気づいた。自身の発想の幅を広げるために、学生同士で意見を交換できるような場をもっと持ちたいと思った。
(人間関係学科教授 菅原健介)