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東京カトリック5大学合同プロジェクトを開催

6月22日(土)にカトリック麹町聖イグナチオ教会にて、東京カトリック5大学合同プロジェクトが開催されました。このプロジェクトは、上智大学、白百合女子大学、聖心女子大学、清泉女子大学、東京純心大学、という、いずれもカトリックの設立母体をもつ東京の5大学間の交流を目的としたものです。以前から3S(白百合女子大学、聖心女子大学、清泉女子大学)での交流は行われていましたが、5大学での学生主体のイベント実施は今回が初めてとなりました。各大学の学生有志から成る実行委員会は2024年2月に発足し、試行錯誤を重ねながら当日まで準備を進めました。

当日は、全体テーマ「繋」を軸に、シンポジウム、ミサ、交流パーティーの3部構成となっており、実行委員を含む5大学の学生や教職員ら約140名が一堂に会しました。
第1部シンポジウムのテーマは「知」。各大学の代表学生が自らの経験を語り、5大学に共通するカトリック精神についての理解を深めました。発表後には参加者全員が小グループでの分かち合いの時間が設けられ、初対面ながらも活発な意見交換が行われました。
第2部では、合同聖歌隊の歌声が美しく響き渡る中、11名の司祭による共同司式でミサが行われました。実行委員の学生たちが選んだ「イエスはまことのぶどうの木」の箇所が朗読され、増田神父様からのお説教では、ぶどうの木の剪定のように、人生にも切らなければならないものはたくさんあるが、心だけは切らないように、と強調されました。続いて、カトリック大学で学ぶということは、いずれの学問分野においても、心を切らずに育てていくことが根底にある、と学生たちにそれぞれの大学で学ぶ意義を説かれました。さらに、夢は心から生まれるので、神様の心と私たちの心がつながるとき、神様が求めた、一人一人が愛によって生かされていく世界の実現の出発点になる、と語られました。
第3部の交流パーティーでは、学生と教職員の垣根を超え、参加者全員が自由に交流しました。パーティー後半には各大学を紹介するクイズも行われ、和やかな雰囲気に包まれました。

最後に、プロジェクト発案者のアルン神父様よりお祈りと感謝の言葉が伝えられ、今後もぜひつながり(=繋)を深めていきましょう、と結ばれました。この場に導いてくださった神様への感謝を共有する恵みあふれたひとときとなりました。

【参加学生のコメント】
本プロジェクトに実行委員として参加させていただき、改めてカトリック大学間の繋がりの強さを感じました。今回の出会いをきっかけに今後の新たな交流やイベント、来年のプロジェクトに繋げてまいりたいと思います。

マグダレナ?ソフィアセンター カトリックルーム

第1部 シンポジウムの様子
第2部 ミサでお説教される増田神父様
第3部 交流パーティーの様子