コード
LF34-01
系列
系列:心理学
授業科目
発達心理学特講8
副題
(ジェンダーと家庭内暴力)
副専攻
A2?L1
担当者
内藤 和美
単位
2
期?曜時
前期 土1
対象学年
1(B)?2?3?4年
特記事項
授業概要
まず、「女性に対する暴力」を生み出し、逆に「女性に対する暴力」によって支えられてきた戦後日本社会のジェンダー構造(2つの性別分業の悪循環)を確認する。その上で、家族の中の暴力として、ドメスティック?バイオレンスと児童虐待を詳述する。
課題?評価
講義を踏まえ、特定課題に対する自身の分析?解釈?見解を論述する形の試験を実施する。試験点に出席点を加味して評価する。
テキスト
使用しない。レジュメ(プリント)による
参考文献
戒能民江:DV防止とこれからの被害者支援。ミネルヴァ書房、2006
川崎二三彦:児童虐待。岩波新書、2006
受講生への要望
ひとりひとりの学究および人生と関連づけた真摯な取り組みを求めます。プリント保存用のファイルを用意してください。
授業計画
第1回 女性に対する暴力を生み出す構造(1):第1の性別分業―社会的労働と家事労働等の性別分業
第2回 女性に対する暴力を生み出す構造(2):第2の性別分業―基幹労働と周辺労働。第1?第2、2つの性別分業の悪循環関係
第3回 2つの性別分業の悪循環と「女性に対する暴力」
第4回 「女性に対する暴力」の現状と課題(1):「女性に対する暴力」とは。「女性に対する暴力」の種々の形態
第5回 「女性に対する暴力」の現状と課題(2):セクシュアル?ハラスメント
第6回 ドメスティック?バイオレンス(1)―調査から見えた実態とことの「本質」(1)
第7回 ドメスティック?バイオレンス(2)―調査から見えた実態とことの「本質」(2)
第8回 ドメスティック?バイオレンス(3)―高齢者虐待とのつながり。被害者対応、加害者対応、DVをなくすための根本的対策
第9回 児童虐待(1)―どういう問題か、調査から、DVとのつながり
第10回 児童虐待(2)―児童虐待対応の4局面、4局面を貫くキーワード「自己肯定感情」「ネットワーク」
第11回 ハラスメントということ
第12回 定期試験
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