コード
DA22-01
系列
系列:史学共通科目
授業科目
国際関係史Ⅱ
副題
(ベトナム戦争とアメリカ)
副専攻
D3
担当者
淺井 理恵子
単位
4
期?曜時
通年 月5
対象学年
1(B)?2?3?4年
特記事項
学習目標
冷戦時代の「熱い戦争」であったベトナム戦争を理解し、さまざまな視点から見つめ直すことで、同時代史であるベトナム戦争の今日的意義について考えます。また、この時代のアメリカ社会で高揚した反戦運動を始めとする社会運動を概観し、今日のアメリカ社会を見据えながら、ベトナム戦争がアメリカ社会に遺したものは何か検討します。
授業概要
この授業では、第二次世界大戦終結後に起こったベトナムの独立?抗仏戦争から1975年のサイゴン陥落まで、ベトナム戦争の推移を見ていきます。後半は、戦争の長期化によってアメリカで高揚した反戦運動や、黒人の公民権運動、女性解放運動などを検討し、ベトナム戦争によってアメリカ社会がいかに変容したか探ります。
テキスト
とくに指定しません。必要に応じて資料を配布します。
参考文献?課題図書
古田元夫『歴史としてのベトナム戦争』大月書店、1991年
その他、講義の過程で適宜紹介します。
受講生への要望
発言や質問を通して、積極的に授業に参加することを期待します。講義を受動的に聴くのではなく、自分なりの問題意識を持って取り組んで欲しい。
評価方法
期末試験とレポートに平常点を加味して評価します。
授業計画
1.イントロダクション:第二次大戦後の世界
2.舞台の設定(1945-54年)
3.危機の顕在化(1954-60年)
4.特殊戦争とゲリラ(1961-63年)
5.戦争拡大(1964-65年)
6.全面戦争とテト攻勢(1965-68年)
7.戦場と外交での戦い(1969-73年)
8.サイゴン陥落(1973-75年)
9.ベトナムにとってのベトナム戦争1
10.ベトナムにとってのベトナム戦争2
11.アメリカにとってのベトナム戦争1
12.アメリカにとってのベトナム戦争2
13.日本とベトナム戦争
14.ベトナム戦争の世界史的意義
15.ベトナム戦争の記憶
16.1950年代のアメリカ社会
17.アイゼンハワー政権
18.公民権運動の始まり
19.ケネディ外交
20.公民権運動の高揚
21.ワシントン大行進とケネディ暗殺
22.1964年公民権法
23.ベトナム反戦運動と「カウンター?カルチャー」
24.ブラック?パワー
25.ベトナム反戦運動の高揚
26.第2波フェミニズム
27.女性解放運動の高まり
28.ニクソン政権
29.「帝王的大統領」の失脚
30.保守主義の台頭
自由記述欄
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