コード
MG14-01
系列
系列:I. English Studies
授業科目
英米文学特講3-1
副題
(喜劇の成立要素と英仏関係―
Love's Labour's Lost
を考える)
副専攻
M2
担当者
森 祐希子
単位
2
期?曜時
前期 火3
対象学年
3?4年
特記事項
学習目標
シェイクスピア作品を、時代背景や演劇状況を踏まえて理解する力を養います。
授業概要
喜劇を成立させている諸要素について、
Love's Labour's Lost
を取り上げ、特にナヴァールという舞台設定に注目しながら考えます。シェイクスピア当時の英国と諸外国、特にフランスとの関係を検討しつつ、恋愛、言葉遊び、歌とダンスなどのモチーフが、この作品においてどのような特徴を持っているか探ります。
テキスト
Love's Labour's Lost
(New Cambridge Shakespeare)
参考文献?課題図書
授業時間内に随時紹介します。
受講生への要望
シェイクスピアを読み解く楽しさを体感するために、自分自身でテキストを読み、常に自分なりの解釈を考えるようにしてください。
評価方法
授業時間内の小テストと期末のレポートにより、総合的に評価します。
授業計画
1.英国とフランス:シェイクスピアとその時代(1)
2.英国とフランス:シェイクスピアとその時代(2)
3.演劇的状況:劇団、劇場、劇作家、先行作品(リリーとマーロー)
4.舞台と人物設定―劇と現実
5.言葉遊び(1)―多様な言葉
6.情報の量―男女と情報量
7.契約、領土、資金
8.違約と恋愛
9.言葉遊び(2)―登場人物と言葉
10.情報と取り違え―手紙のモチーフ
11.約束と違約
12.言葉遊び(3)―言葉の多義性
13.アイデンティティの取り違え
14.劇中劇
15.まとめ:エンディングを考える
自由記述欄
英文学史等で学んだ、シェイクスピアについての基本的事実を再確認しておいてください。その上で、実際の作品に即して、シェイクスピアの面白さ、奥深さに迫れればと思います。授業は講義中心になると思いますが、なるべく受講生の皆さんのリアクションも大切にしていきたいと思っています。
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