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自由記述欄 |
この演習で読み進めてゆく『源氏物語』の文章は、もとはほとんどが平仮名ばかりで書かれた文章です。一見すると小学1、2年生が書いた作文のようです。しかし作者の紫式部は漢文がよく読め、その気さえあれば漢文やそれに類した文章も書けたはずです。にもかかわらず、なぜそんな平仮名ばかりの文章でこの物語を書いたのでしょうか。こうした文章でなければ伝わらない何かがあったのではないでしょうか。その「何か」とは何か? そんな課題も頭の隅に置きながら、この演習に臨んでいただければ、と思います。 |
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