コード MG16-01
系列 系列:I. English Studies
授業科目 英米文学特講4-1
副題 (イギリス女性作家を読む)
副専攻 A2?M2
担当者 中川 僚子
単位 2
期?曜時 前期 火2
対象学年 3?4年
特記事項

学習目標
 Jane Austenの長編第2作 Sense and Sensibility(1811)を読む。理知的な姉と感傷的な妹という対照的な姉妹それぞれの恋愛の行方を追う一方で、テクストには18世紀末の感傷小説やロマン主義に対する批判がこめられているとされるが、二者の間にははむしろ対話的均衡が見られる。本講義においては、テクストを精緻に読み込み、また同時代の歴史的?文化的文脈を考察することによって、理知と感傷がテクスにおいていかにダイアロジックな相互作用をしているかを考察する。学期後半においてはその他の多様な批評的視点からも検討を加える。
授業概要
 講義を基本的枠組みとするが、テクストをめぐる問題提起や関連テーマについての基礎情報の収集?発表等、受講者の積極的参加を期待する。毎週、予習として指定範囲の原文を精読して臨むこと。
テキスト
 Jane Austen, Sense and Sensibility, W. W. Norton & Co, 2002.
参考文献?課題図書
 適宜、紹介する。
受講生への要望
 予習としての原文精読と積極的参加。
評価方法
 出席、授業への積極的参加、期末レポートにより総合的に評価。
授業計画
1.イントロダクション
2.18世紀の感傷小説
3.Raymond Williams, "Sensibility"
4.ロマン主義とは
5.Jane Austen, Northanger Abbey
6.ピクチャレスク
7.Edmund Burkeと「自然」の見方
8.風景と「崇高」
9.語りの構造
10.フェミニズム批評の視点から (1)
11.フェミニズム批評の視点から (2)
12.ポストコロニアリズムの視点から (1)
13.ポストコロニアリズムの視点から (2)
14.映画と小説
15.まとめ
自由記述欄

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