コード AT33-01
授業科目 ジェンダー学5-2
副題 (ジェンダーと開発)
副専攻 A2?A3
特記事項
担当者 大崎 麻子
単位 2
期?曜時 後期 火3
対象学年 1(B)?2?3?4年

学習目標
 ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関し、
①国際社会における基本理念?政策枠組みを理解する
②途上国支援における課題を整理し、様々なアクターによる取組み事例を学ぶ
③国際的な視点から日本国内の現状を検証し、政策レベルにおける最近の動きや取組みについて議論する
授業概要
 ジェンダー平等は、国連憲章等に表されるように国際社会の基本理念であると同時に、人間中心の開発?持続的経済発展の実現に必要不可欠な分野横断的テーマである。本講義では、グローバルな視点から「ジェンダー」を捉えるために必要な基礎知識を習得し、最新の政策議論および取組みについて学ぶ。
テキスト
 (著者) 「動く→動かす」編     (書名)ミレニアム開発目標 世界から貧しさをなくす8つの方法 (発行所、出版年)合同出版 2012年
(著者)竹信三恵子(書名)「女性を活用する国、しない国」(発行所、出版年)岩波書店、2010年
参考文献?課題図書
 国際協力新版:その新しい潮流 下村恭民?辻一人?稲田十一?深川由紀子(著)、有斐閣
 
受講生への要望
 講義を中心とするが、毎回ディスカッションの時間を設けるので、積極的に参加し、貢献することを求める。定員を越えた場合は4年次生優先。
評価方法
 出席、ディスカッションへの参加、課題の提出とプレゼンテーション、期末レポートをポイント式で加算し、その総合点で評価する。特に授業への出席?参加に重点をおく。
授業計画
1.「ジェンダー」とは何か?①女性らしさ、男性らしさとは?
2.ジェンダー格差の現状:世界的な状況、日本国内の状況
3.国際社会における基本理念と基本枠組み:国連憲章、女性差別撤廃条約からミレニアム開発目標(MDGs)まで
4.開発アプローチの変遷:経済中心の開発から人間中心の開発へ
5.開発課題とジェンダー①教育
6.開発課題とジェンダー②教育(発表)
7.開発課題とジェンダー③開発における「ジェンダー視点」とは?
8.開発課題とジェンダー④無償ケア労働?ケア?エコノミーとは?
9.開発課題とジェンダー⑤紛争と平和構築
10.開発課題とジェンダー⑥ジェンダーに関する最新の国際的政策議論について:ケア労働、暴力、意思決定
11.日本におけるジェンダー平等 ①国際比較による現状把握:世界経済フォーラムジェンダー格差報告書135カ国中101位が示唆することは?
12.日本におけるジェンダー②基本枠組み?政策?課題~男性も女性も生きやすい社会にするためには?
13.日本におけるジェンダー③社会問題を「ジェンダー視点」から検証する
14.日本におけるジェンダー④発表
15.まとめ
自由記述欄
 人数制限を30名とし、定員を超えた場合は4年次生優先。

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