コード JF14-01
授業科目 生徒指導[含進路指導] A
副題 (生徒指導?進路指導の基礎)
副専攻
特記事項
担当者 上嶋 洋一
単位 2
期?曜時 後期 金2
対象学年 1(B)?2?3?4年

学習目標
 「生徒理解の基礎、あるいは生徒指導の出発点は、教師自身の共感的な態度や共感的な理解の成否にかかっている」といわれている(『生徒指導の手引き』)。この授業では、生徒指導?進路指導を進めていくにあたっての、一番の基礎である「共感的理解」という概念を育んできたカウンセリング心理学の考え方に多くを学びながら、その精神?在り方を体得することを目標にする。
授業概要
 生徒指導および進路指導の成否を左右するのは、第一に教師による生徒理解の深さの度合い、第二に生徒自身による自己理解の深さの度合い、第三に「いかに生きるべきか」についての理解の深さの度合い、そしてそれらの背景に存在する教師と生徒の信頼関係の深さの度合いではないか。それらの深化に向かって努力したい。
テキスト
 特に指定しない。
参考文献?課題図書
 講義の中で紹介する。
受講生への要望
 積極的に授業に参加すること。真ん中より前の席に座ること。
評価方法
 レポート試験および講義時の提出物によって評価する。
授業計画
1.オリエンテーション:講義概要および自己紹介
2.「生徒指導」「進路指導」の概念と意義
3.生活綴方と子どもの世界(1):子どもの詩に触れる
4.生活綴方と子どもの世界(2):生活綴方教師の在り方に学ぶ
5.生徒指導の実際
6.教職に活かすカウンセリング(1):「リレーション形成」
7.教職に活かすカウンセリング(2):共感的理解
8.教職に活かすカウンセリング(3):カウンセリングの技法
9.教職に活かすカウンセリング(4):諸機関との連携?協力
10.進路指導の実際
11.「いかに生きるべきか」という問いへの援助について考える
12.いじめのない学級風土形成に向けて(1):障害児統合教育に学ぶ
13.いじめのない学級風土形成に向けて(2):教師の在り方を問い直す
14.原体験の重要性:入院体験に学ぶ
15.総括 私にとっての「教師」:グループワークによる学び合い
自由記述欄
 

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